おいしい水の要件

川の奥に作られた三野浄水場取水塔の写真

三野浄水場取水塔 (旭川)

岡山市の水道は、旭川、吉井川、高梁川を水源としています。これらの河川は1年を通じて良好な水質を保っており、その河川水から作られている岡山市の水道水も良好な水質となっています。

岡山市の水道水の水質について

項目

岡山市の水道水(注釈:1)
(令和4年度)

蒸発残留物

1リットルあたり78ミリグラム

硬度

1リットルあたり36.4ミリグラム

遊離炭酸

1リットルあたり3.4ミリグラム

過マンガン酸カリウム消費量(注釈:2)

1リットルあたり0.8ミリグラム

臭気強度

1未満

残留塩素(注釈:3)

1リットルあたり0.42ミリグラム

水温

31.3度

注釈:1  市内給水栓における、令和4年度の年間平均値を記載しています。水温については年間の最高値を記載しています。    
注釈:2  全有機炭素 (TOC) の量を過マンガン酸カリウム消費量に換算しています。    
注釈:3 毎日検査及び水質監視局の年間平均値を記載しています。

おいしい水の一般的な要件

おいしい水の一般的な指標について

項目

指標

内容

蒸発残留物

1リットルあたり30~200ミリグラム

主にミネラルの含有量を示し、量が多いと苦み等が増し、適度に含まれるとまろやかな味がする。

硬度

1リットルあたり10~100ミリグラム

ミネラルのなかで量的に多いカルシウム、マグネシウムの含有量を示し、硬度の低い水はくせがなく、高いと好き嫌いが出る。

遊離炭酸

1リットルあたり3~30ミリグラム

水にさわやかな味を与えるが、多いと刺激が強くなる。

過マンガン酸
カリウム消費量

1リットルあたり3ミリグラム以下

有機物量を示す。有機物の多い水は渋みがあり、また、有機物の量が多いと消毒に用いる塩素の消費量も大きくなり、その面で水の味を損なうことになる。

臭気強度

3以下

臭いがつくと不快な感じがする。

残留塩素

1リットルあたり0.4ミリグラム以下

水にカルキ臭を与え、濃度が高いと水の味をまずくする。

水温

最高20度以下

冷やすことによりおいしく飲める。

厚生省 (現厚生労働省) おいしい水研究会による「おいしい水の要件」 (1985年) より

この記事に関するお問い合わせ先

配水部 水質試験所
〒700-0802 岡山市北区三野一丁目2番1号

電話:086-222-9061 ファックス:086-234-1138