財政健全化に向けた議論を進めています

目的

本市の水道事業を将来にわたって安定的に継続していくために、岡山市水道事業審議会で財政健全化に向けた議論を進め、水道料金改定の検討を進めています。

背景

本市のみならず、水道事業を取り巻く環境は、人口減少や節水機器の普及などから料金収入が減少する一方で、老朽化した高度成長期に整備した施設・管路の更新・耐震化に伴う費用の増加、近年頻発する大規模災害への備えなど厳しい状況が続いています。

そのような厳しい局面の中で、本市水道事業は、これまで職員数の削減や投資の合理化、費用の削減など事業の効率化に努め、本市の水道料金は消費税率の変更に伴う改定を除き、平成17(2005)年4月改定から約18年間現行の水道料金を維持してきました。

しかしながら、令和4(2022)年度から令和8(2026)年度までの5年間で予定している事業費を反映した財政収支見通しでは、内部留保資金が令和7年度には底をつくという非常に厳しい見通しとなっています。今後も持続可能な事業運営を行うため、令和4(2022)年6月から岡山市水道事業審議会において、財政健全化に向けた方向性について議論を開始しました。

進捗状況

財政の健全化には現行の水道料金の水準では困難であるとの結論から、料金改定について改定率や改定時期も含めた詳細な検討を行い、令和5年10月20日に「平均改定率は20.6%から少しでも下がるよう努める」、「改定時期は令和6年4月1日とする」提言書を提出いただきました。

この提言書や令和5年9月定例岡山市議会でのご意見を踏まえ、現在改定率の見直しについて、再検討しているところです。

今後見直し案をもとに令和5年11月定例岡山市議会へ議案提出し、議会でご審議いただく予定です。

(令和5年11月22日更新)

改定率が20.6%から少しでも下がるよう、更なる負担抑制の検討を進めてまいりました。

このたび検討結果をまとめた、水道料金の改定に向けた条例改正案を11月定例市議会へ議案提出します。

(令和5年12月19日更新)

令和5年11月定例市議会で水道条例の改正案が可決されました。

提言書

参考資料

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